X WeeklyのClassicKodakでスナップ撮影

富士フイルムのカメラにはフィルムシミュレーションという他者でいうフィルターのような機能があります。

ユーザーはフィルムシミュレーションと他の設定を組み合わせて自分の好みの色を作ってカスタム設定を登録しているかと思いますが、Fuji X Weeklyというカスタム設定がまとまっているアプリがあります。

Fuji X Weekly — Film Recipes
Fuji X Weekly — Film Recipes
開発元:Ritchie Roesch
無料
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その中から気に入った設定をそのまま使っても良いですし、さらにカスタムしてもOKですが、
今回はX Weeklyの中のClassicKodakという設定で何枚か撮影してみることにしました。
カメラ知識が深い訳ではないのでKodakフィルムに似た写りになっているか、等のレビューはできません。。。(あくまで写りの感想になります)

EXIFも後述しますがカメラはX-T3、レンズはXF35mmF1.4 Rになります。

撮影してみる

ClassicKodakの設定値は以下になります。

フィルムシミュレーションクラシッククローム
ダイナミックレンジDR400
グレインエフェクト
カラークロームエフェクトOff
ホワイトバランス日陰、R-1 B+2
ハイライト-2
シャドウ+1
カラー+4
シャープネス-1
ノイズリダイレクション-4

近所のお寺とその付近の風景を何枚か撮影してみました。

左が何もいじっていない写真(Provia)、右がClassicKodakになります。

FUJIFILM X-T3 (35mm, f/1.4, 1/1400 sec, ISO200)

当日は曇りだったのですがデフォルトよりもClassicKodakの方が曇天感が伝わる気がします。
ClassicKodakが全体的にこのような色になるのか不明なので晴れた日にまた試したいですね。

FUJIFILM X-T3 (35mm, f/1.4, 1/125 sec, ISO200)

お寺の門に風鈴が下がっていたので撮影した写真ですがデフォルトですと屋根と竹の部分が同じくらいの明るさになってしまって奥行きがわかりにくい感じがします。

ClassicKodakにすると背景が暗くなって手前の明るさが際立った良い写りになったかな、と思います。

FUJIFILM X-T3 (35mm, f/1.4, 1/1900 sec, ISO200)

道路に飛び出した葉っぱを撮影した1枚ですがデフォルトですと面白みがない写真に見えます。
ClassicKodakですと手前と背景が暗くなったことで余計な部分に目が行きづらくなり、葉っぱが強調されて良い写真になりました。

今回撮影した中ではこの写真が一番お気に入りです。

FUJIFILM X-T3 (35mm, f/1.4, 1/1900 sec, ISO200)

最後は彼岸花を撮影した写真ですが、特に気に入ったのが背景ボケのグレインエフェクトが効いているところですね。
グレインエフェクトはざらっとした粒子感を出すエフェクトですが、背景ボケにそれが効いているおかげでレトロな雰囲気ができあがっています。

メインはピントが合っている彼岸花ですが、背景のグレインエフェクトもずっと眺めていられる魅力がありますね。

さらに彼岸花もデフォルトよりも細かいディテールがくっきり出ています。
カラークロームエフェクトが効いているのかと思ったのですが設定していなかったのでカラーやシャドウなどの設定のおかげのようです。

背景ボケと彼岸花の綺麗さがClassicKodakで良く撮影できたと思います。

まとめ

前述の通り、カメラ知識が深い訳ではないのでKodakフィルムっぽく撮りたいというよりは良い雰囲気の写真が撮れるか試してみた、という感じです。

個人的にはこのままよりはもう少しカスタムして自分好みの色を求める使い方の方が好きですね。
思ったよりも暗く写っていたのでもう少し暖色寄りに色味を調整しつつレトロ感を残したカスタムにしてみようと思います。